「ゴルフのクラブを振ることも大切だが、それ以上に重要なのが、頭をどのように使うかだ」
これは今から39年前の全米オープン、あのジャックニクラウスとの「バルタスロールの死闘」があまりにも有名な世界の青木功プロの言葉です。
また、「ゴルフの80パーセントは、頭脳でプレーされ、筋肉でプレーするのは、残り20パーセントである」と言ったジャック・バーグというアメリカのプロゴルファーもいました。
ゴルフに限らずどんなスポーツでも頭(脳)のいい人が名プレイヤーになるという格言はよく使われています。
基本的にどんなスポーツでも対戦相手がいて自分の思い通りにならない不可抗力が発生しますが、ゴルフに関してはもちろん対戦相手はいますが自分のショットを相手に邪魔されることはありません。
つまりナイスショットもミスショットも100%自分の責任です。
原因のすべてが自分にあるのでミスショットの原因などを確実に分析することができるのです。
スイングをしてクラブがボールに当たりボールが飛んでいく、これはすべて物理の法則で説明することができます。
法則といっても物理学のような難しいものではなく中学生のレベルで十分理解できる原理原則です。
以前にもブログで書きましたが、ボールが飛び出していく方向を決定するのはヘッドの軌道です。
ボールが曲がっていく方向を決定するのはインパクト時の軌道に対するフェイス角です。
例えば、インパクトでヘッド軌道に対してフェイスが開いて(オープンで)ボールに当たった場合は必ずスライス回転が起きます。
開いて当たったのにフック回転になることはありません。
このように、ショットの結果であるボールの行方でスイングを分析することが可能です。
スイングの分析については以前自分で自分をティーチングする技術というタイトルで9種の弾道について投稿させていただきました。
もしよろしければ参考にしていただければと思います。
ゴルフの上達が早い人と遅い人の違いはこの分析力にあるといっても過言ではありません。
冒頭の青木プロの言葉にはもちろん厳しい試合中での戦略やメンタルの部分など、我々凡人には理解できない奥深いものはあると思いますが、私は日々の練習こそ頭を使って分析する能(脳)力がとても大事だと思っています。
抽象的な言葉でスイングの動きを説明するよりも、客観的に誰もが理解できる言葉でこれからもいろいろ発信していきたいと思います。
そしてみなさんのゴルフ上達に少しでもお役に立てればうれしいです。
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